2023-058 ダービー
東京優駿(GⅠ)(日本ダービー) 本競走は、昭和 5 年に東京競馬倶楽部が、イギリスの『ダービー』に相当する 3 歳馬の大 レースを設け、競走体系の確立と競走馬の資質向上を図るという目標を掲げて発表した「東 京優駿大競走編成趣意書」に基づき、7 年に『東京優駿大競走』として創設された競走。『皐 月賞』、『菊花賞』と共に 3 歳クラシック 3 冠競走を構成している。1780 年、第 12 代ダービー卿エドワード・スミス・スタンレーらにより、イギリスのエプ ソム競馬場で彼の名を称した 3 歳牡牝混合競走の『ダービー』が創設された。当初はそれほど注目を浴びる競走ではなかったが、優勝馬が種牡馬として成功したこと、産業革命の進展 によって生まれた富裕階級の競馬愛好者からの注目を集めたこと、さらにエプソム競馬場 が立地条件の良いところに位置していたことなどの理由から、1800 年代中頃になると大き な人気を博するようになり、現在では 3 歳馬の頂点を決める競走としての揺るぎない地位 を確立している。長い歴史を持つ英ダービーに範をとって、現在、世界各国でもダービーが行われている。 サラブレッド生産を伴う競馬先進国には、必ずダービーにあたる競走があり、その中でもヨーロッパにおける愛ダービー、仏ダービー、北米のケンタッキーダービーなどが国際的にも 重要な競走とされている。今日では“競馬の最大の祭典”として、競馬ファン以外の人々に も広くその名を知られている。
【コース】東京芝2400m
中央競馬を代表する主要コース。日本ダービーやジャパンCが行われる舞台だ。スタートは正面スタンド前直線から。スタート後、平坦のホームストレッチを走り、ゴール板を一度通過。そこからグルリとコースを一周する。最初の1コーナーまでの距離は約350m(Aコース時)。1コーナーから2コーナーにかけてはほぼ平坦。約450mある長いバックストレッチを通り、3コーナー手前にさしかかるところで緩い上り坂。3~4コーナーにかけては下り坂になっている。最後の直線に入ると、途中からなだらかな上り坂(高低差2.1m)。東京競馬場全体の高低差は2.7mある。最後の直線距離は525.9mで、新潟の外回りコースに次ぐ長さ。仮柵によるコース設定はA、B、C、Dの4パターン。3mごとに幅員が異なる。例年、Dコースは1~2月に使用され、芝内側部分を保護している。
【馬番枠番・性別馬齢】
7・8枠の連対少なく、内枠~中枠有利。
1着の馬番は1桁が多く、10番以降の1着馬番は7回しかない。
牝馬の好走実績少なく、1回のみ。(ウォッカ)
【人気・配当】
馬単の万馬券は6回とやや多く、上位1~3番人気が絡まなかったのは1回のみ。
下位人気・2桁人気は2・3着が多く、紐荒れの馬券構成。
1着は7番人気以内で、6番人気の1・2着なく、5番人気の3着がない。
1~3着で12番人気に注意。
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