2023-049 天皇賞(春)
天皇賞(春)(GⅠ) 本競走は、明治 38 年 5 月 6 日に横浜の日本レースクラブが、明治天皇から『菊花御紋付銀製花盛器』を下賜され創設した『エンペラーズカップ』を前身とする競走。39 年には東 京競馬倶楽部にも御賞典が下賜され、その後、阪神・小倉・福島・札幌・函館の計 7つの競馬倶楽部で『帝室御賞典競走』が実施された。当初は、各競馬倶楽部が独自の競走条件で実施していたため、競走名こそ同じものの、レースの性格は統一されたものとは言えなかった が、昭和 12 年に各競馬倶楽部が統合されて日本競馬会が誕生したのを機に、『帝室御賞典 競走』は春が阪神、秋が東京と、年 2 回東西で実施されることとなり、戦争で中断される 19 年春まで続いた。戦後の 22 年春に『平和賞』の名で復活。同年秋から現在の『天皇賞』に改称され、春は京都、秋は東京で実施されることとなった。本年は京都競馬場整備工事に伴 い、阪神競馬場において実施される。
【コース】芝京都芝3200m(外)
スタート地点は向正面の中間点よりやや2コーナー寄り。外回りコースを1周半する。3コーナーまでの距離は約400m(Aコース時)。3コーナーにかけては上りで、4コーナーへかけては下り坂。4コーナーを回った最初のホームストレッチではいかに折り合いをつけられるかがポイント。当コースは天皇賞(春)のみで施行されており、ホームストレッチではスタンドの大歓声を受ける。ここで取り乱すことなく冷静に走りたい。そして1コーナー、2コーナーと回り、バックストレッチへ。そして2回目の3コーナーへ向かうところで、高低差3.9mの坂を再び上り、4コーナーにかけて下る。最後の直線は平坦で、Aコース時が403.7m、B、C、Dコース時が398.7m。
【馬番枠番・性別馬齢】
1・8枠の連対多く、内枠又は外枠有利。
1着の馬番は1桁が多く、10番以降の1着馬番は7回しかない。
牝馬の好走実績なし3着1回のみ。
馬齢では4~5歳馬中心で、6歳馬が続き、7歳馬以上は1着なし。
【人気・配当】
馬単の万馬券は6回とやや多く、1着は上位人気か2桁人気馬での決着が多い。
2桁人気はまれに出るが、近3年は出ていない。
1着は2番人が多く、5・6番人気の1着がない。
2・3着では4番人気に注意。
2年連続で2番人気が勝利中。
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